先日、お見合いの同席をすることになりました。
通常はお二人だけでお会いして、それぞれのプロフィールに基づいて話をしていくのですが、今回はカウンセラーも同席となりました。40代男性と30代女性です。
お互いの趣味が山登りでしたから、
話の方向もおのずとそちらへ行き、
会話の出だしもスムーズでした。
基本的に聞き役の私ですが、沈黙になりそうな時は話のネタを振ったり、楽しさを演出します。
1時間程で終え、それぞれ帰宅されました。
その後女性から「良い方だなとは思いますが、私に話を振ってくださらないし、ご自分の話に終始して、結婚しても、うんうんと聞いていなくてはならないと感じました。」とお断り連絡でした。
男性は優しくさっぱりとしたご性格。特に悪い点は無い方です。
ただ、「相手の話を聞く」という術が未熟なのだと感じます。
女性が山の話をすると、一生懸命のあまり自分の感想や意見を話して終わってしまいます。
悪気は全くないのですが、ご自分の感想を
知ってもらいたい、聞いてもらいたいが先行して、相手の気持ちを置き去りにしてしまいます。
口下手や人見知りの女性もいらっしゃいますが、基本的に女性は「聞いてもらいたい生き物です」
話が終わるまできちんと耳を傾け、頷き共感して、笑顔で対応する。
たったこれだけの事ですが、これだけの事が出来ない男性が多くいらっしゃいます。
一度自分のお見合い時のやり取りを録音して、聞き直して見るのも方法の一つかもしれません。
彼は今回、私の同席で、きちんと理解をされました。
ちょっとした気づきで必ず変わってきます。
皆が成長して、幸せを手中に収められますように。