1.初めてのお見合いは、安心できる相談所のサロンからスタート
魅力アッププログラムが始まったばかりのタイミングで舞い込んできた、初めての「オンラインお見合い」のチャンス。 お相手は、プロフィールに明記したADHDの特性を理解した上で、彼女の真っ直ぐな自立心に惹かれてお申し込みをくれた優しい男性でした。
とはいえ、彼女にとっては人生最初のお見合いです。
自宅にPC環境がないことや、何より初めての場を一人で乗り切るのは精神的にも厳しいと判断し、今回は私のサロンでお見合いを行うことにしました。
約束の時間の前、PCのカメラ位置や音量のチェックを終えて待機していると、彼女の身体が小刻みに震えているのが分かりました。
「大丈夫?」と声をかけると、 「どうしよう。どうしよう、タエさん、すごく緊張します……!」と、今にも泣き出しそうな答えが返ってきます。
「大丈夫、私が目の前にいるから平気平気!」と、精いっぱいのエールを送り、いよいよ14:00、接続ボタンが押されました。
2. 緊張で強張る表情。秘密のアイテム「画用紙とペン」でのリアルタイム伴走
画面が繋がり、お見合いがスタートします。
最初は順調に自己紹介から始まり、お相手の趣味やお仕事の話へと進んでいきました。しかし、やはり緊張の糸が限界まで張っていたのでしょう。
一生懸命お相手の話を聞こうとするあまり、彼女の表情がみるみるうちに硬くなり、無表情になっていってしまったのです。
オンライン画面での無表情は、相手に「退屈なのかな」「怒っているのかな」と思わせてしまいかねません。
そこで、私が事前に用意していた秘密のアイテム「画用紙とペン」の出番です。 私はお見合い中のPCの対面に座り、彼女からは見えるけれど画面には映らない位置から、サッと大きく【笑顔!!】と書いて掲げました。
彼女はそれに気づくと、ハッとして一瞬満面の笑顔になります。けれど、緊張から数分経つとまた元の無表情に……。私は何度も何度も、画用紙の【笑顔!!】を掲げて彼女を応援し続けました。
💡 会話を途切れさせないための「沈黙打破のカンペ」
それだけではありません。話が途切れそうになると、私は次々と画用紙にカンペを書いて彼女にパスを出しました。文字のボリュームが多くなりすぎないよう、簡潔に、パッと見て分かる言葉を選びます。
- 【何の漫画を読むのか聞いて?】
- 【美味しいお店めぐり、どこが良かったか聞いて?】
彼女は私の出す画用紙をチラリと見ては、素直に「あの、どんな漫画を読まれるんですか?」とお相手に質問を投げかけていきました。私が裏で操縦席に座り、彼女が前線で一生懸命に言葉を発する――まさに究極の二人三脚でした。
3. 「肩こりました」の脱力感から、翌朝届いた嬉しい奇跡
綱渡りのような、けれど濃密で温かい時間が過ぎ、あっという間に1時間が終了。
画面が切れた瞬間、彼女は「ふぅぅぅ……」と深いため息をつき、 「……肩、こりました」とポツリ。
本当によく頑張ったね、と心から労いながら、カチコチになった彼女の小さな肩を優しく揉んであげました。
「お疲れ様。お相手の方、どうだった?」と感想を聞いてみると、「優しそうな方だったけれど……緊張しすぎて、正直よく分かりません」という率直な答えが返ってきました。
お見合いの直後は、頭もフル回転して集中力も切れてしまっているものです。
ここで「どうする?交際する?」とあれこれ問い詰めても、良い答えは出ません。
「今日はたくさん頑張ったから、お家に帰ってゆっくり休んでね。よく考えて、明日の朝お返事をください」 そう伝えて、その日は彼女を笑顔で見送りました。
そして翌朝。彼女から届いたのは、「もう一度お会いしてみたいです」という前向きなお返事でした。 お相手の男性からも「ぜひまたお会いしたい」と希望が入っており、結果は見事に【プレ交際成立】!
自分の特性をオープンにし、日常の挨拶から一歩ずつ階段を上ってきた彼女が、自らの手で掴み取った初めてのパズルの一片でした。
4. まとめ:一人で悩まない、特性に寄り添う婚活を
当相談所は小田急線沿線、玉川学園前駅徒歩2分にサロンがあります。(町田市・玉川学園)
メンタル心理カウンセラーの資格を持つ代表のタエが、単なるアドバイスに留まらず、このように現場の空気感にまで徹底的に寄り添うサポートを行っています。
「発達障害があるから結婚は難しいかも」「コミュニケーションに自信がない」と一人で抱え込んでいる方も、焦る必要はありません。
あなたの歩幅に合わせて、二人三脚で一緒に階段を上っていきましょう。
次のデートは2週間後。初めてのデートに向けて、私たちのオーダーメイドの作戦会議は、これからも続いていきます。
次回は【中編~リアルなお見合いからの学び】


