婚活市場やSNSで定期的に話題になる「相手に求める年収条件」。 最近でもテレビ番組での発言が波紋を呼んだり、「年収〇〇万円くらいの『普通の男性』でいいんです」という言葉が議論を醸したりしています。
しかし、年々高騰するその「普通」という条件。 もしあなたが「子供のため」「将来の安心のため」と年収ばかりをプライオリティのトップに置いているとしたら——少しだけ立ち止まって考えてみてほしいのです。
年収条件だけを追い求めた婚活の先に、本当にあなたが望む「幸せな結婚生活」はあるのでしょうか?
1. なぜ「年収条件」のプライオリティが高すぎるとうまくいかないのか?
条件検索から始まる婚活において、年収という「数字」は最も分かりやすい指標です。安心したい気持ちや、子供に良い環境を与えたいという親心から、数値を高く設定してしまう気持ちはよく分かります。
しかし、年収を最優先事項にしてしまうと、以下のような落とし穴に陥りがちです。
- 出会いの機会(母数)を極端に狭めてしまう 日本の20〜30代男性で年収1,000万円を超えている割合はごく数パーセント。「高年収」という一点だけでフィルターをかけると、本来あなたと相性抜群だったはずの素晴らしい男性たちを、会う前にすべて弾いてしまうことになります。
- 「相手そのもの」を見なくなってしまう 年収という「条件」に目が眩むと、相手の価値観や人柄、あなたへの接し方といった「本質」がおろそかになります。いざ高年収の人と結婚できたとしても、価値観が合わなければ日々は苦痛でしかありません。
- 年収は「変動するリスク」がある 経済状況、会社の業績、健康状態……どんなに高年収の人であっても、一生その収入が保証されているわけではありません。「年収」という条件だけで選んだ結婚は、相手の収入が下がった瞬間に破綻するリスクを孕んでいます。

2. 結婚生活の「根本の幸せ」をつくる3つの要素
人生の満足度を決める「本当の幸せ」は、銀行口座の残高だけでは買えません。長い結婚生活を共に歩む上で、何よりも大切なのは「日常の質の高さ」です。
- 価値観の一致と居心地の良さ 「一緒にいて素の自分を出せるか」「話していて楽しいか」「沈黙が苦にならないか」。この居心地の良さこそが、毎日のストレスを和らげ、安心感を与えてくれます。
- 困難を共に乗り越える「チーム力」 人生には予期せぬトラブルがつきものです。そんな時、相手の年収の高さよりも「しっかり話し合いができるか」「お互いをリスペクトして協力できるか」という精神的なタフさと誠実さのほうが、何十倍も頼りになります。
- 金銭感覚のバランスと「二人でつくる生活」 一人の年収が高くなくても、共働きで協力したり、お互いに納得のいくお金の使い方を工夫したりすることで、豊かな生活は十分に築けます。「誰かに養ってもらう安心」よりも、「二人で力を合わせて生きていく実感」のほうが、結果として強い絆を生みます。

3. 条件の「数字」を手放したとき、本当のパートナーが現れる
婚活で提示する「理想の年収」が上がれば上がるほど、それは相手への条件ではなく「自分の不安の大きさ」の裏返しなのかもしれません。
世間やSNSが定義する「普通の男」という幻想に振り回されるのは、もうやめませんか?
- 「この人と一緒に笑い合えるか?」
- 「お互いに感謝し合える関係になれるか?」
- 「どんな状況になっても、二人で前を向いて歩んでいけるか?」
プライオリティを「年収」から「二人で生み出す幸せの質」へとシフトした瞬間、あなたの目の前には今まで見えていなかった、魅力的なパートナーの候補が溢れていることに気づくはずです。
スペックの比較競争を抜け出して、あなただけの「根本の幸せ」を一緒に育てられる人を見つけていきましょう。
【執筆者】
代表 古橋多恵子
タエコーポレーション 結婚相談室Propose
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