成婚後の悲劇

結婚相談日記

昨日の夜にかかってきた電話。
2022年8月に成婚退会された男性からでした。

「タエさん、実は破談になりました・・・」
理由を伺うと、積極的に進める女性に対して、ゆっくり進めて行きたい男性との間の温度差があったとのこと。
昨年私の事務所に成婚の挨拶に一緒に来てくださった時の彼女の印象は、明るくて行動的で笑顔が素敵!と感じました。
幸せになってね、と送り出して半年。
本当に残念な連絡です。

結婚指輪も作り、彼女の1月のお誕生日に入籍を考えていた男性ですが、女性の方は絶対に年内に入籍したいと強く希望。
そういえば成婚したと同時に「一緒に住みたい」「今のところを早く引き払いたい」とグイグイ来られていました。聞いてみると「家賃更新の月なので、もったいない」が理由でした。
男性は、もっといろいろな事を話し合っていかなくてはならないので、慌てずゆっくり進めようと彼女を諭しその場は収まりましたが、何かにつけて主導権は女性だったようです。
もちろん結婚したいお相手でしたから、出来るかぎり彼女の希望に沿ってあげたいと考えていましたが、女性にしてみると、「ぐずぐずして本当に私と結婚したいのだろうか、肝心な事の決断力にかけるのではないだろうか」と少しづつ気持ちが離れて行きました。
結局、年末に指輪を返されてしまいました。

慎重に事を進める男性と、石橋をたたかずに走って渡る女性。
性格は違えど、何でも話し合って距離を縮めていかなくては、これからの結婚生活で怒涛のように押し寄せてくる「あれこれ」に対応できないだろうなと思います。

ただ、女性は1月がお誕生日で40歳。
何としても30代のうちに!の気持ちが強かったと想像します。

「タエさん、またお世話になって良いですか」の男性の言葉に「もちろん、そんな気持ちになった時は待ってるからね」と電話を切りました。
成婚後のアフターカウンセリングを受けて下さる会員さんも増えてきています。
結婚相手を一緒に見つけるカウンセラーのお仕事もさることながら、結婚後のカウンセラーの必要性も痛感しています。

皆が幸せな日常を送れますように。

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