価値観が合わない、と言う見えない壁

結婚相談日記

「お見合いは上手くいくのに、なぜか2回目のデートで断られてしまう…」
「お断りの理由が、いつも『価値観の違い』。
でも、具体的じゃなくてどうすればいいか分からない…」

今日もそんな風に一人、静かに肩を落とす誠実な40代前半の男性会員様の声に、耳を傾けています。

40代という、社会的な経験も豊富で、人柄も良い男性が、婚活の序盤でつまずいてしまう。その一番の壁が、この「価値観の違い」という、曖昧で、見えない大きな壁なのです。

「価値観が違うなら、お互いに認め合えばいいじゃないか」 そう思うあなたの気持ち、
よくわかります。
しかし、女性が交際初期に口にするこの言葉には、実はもう少し深い、そしてデリケートな意味が隠されています。

具体的には、こんな瞬間に「価値観が違うかも…」と感じさせてしまっている可能性があります。

無意識に自分の経験や知識を「教えて」あげている
良かれと思って、自分の得意な分野や経験談を詳しく話しているつもりが、女性側には「説教されている」「上から目線に感じる」と受け取られてしまう。
もちろん、結婚生活においては、違う価値観を認め合うことは非常に重要です。
しかし、お付き合いが始まる前の段階では、女性は「この人と、心地よい関係を築いていけるだろうか?」という、もっと感覚的な部分を見ています。

「共感」より先に「正論」や「アドバイス」をしてしまう
女性が「仕事でこんな大変なことがあって…」と話した時、「それは大変だったね」と気持ちに寄り添う前に、「なるほど。でも、こうすれば良かったんじゃない?」と解決策を提示してしまう。

会話が「楽しいおしゃべり」ではなく「面接」や「議論」になってしまう
会話を盛り上げようとするあまり、質問が尋問のようになってしまったり、何かの話題について「正しいか、間違っているか」に発展してしまったりする。

理論で「認め合おう」と考える前に、まずは「この人と一緒にいると、なんだか楽しいな」「私の話を、嬉しそうに聞いてくれるな」と感じてもらうことが、何よりも大切なのです。

ほんの少しのコミュニケーションのボタンの掛け違いで、お相手に伝わっていない事もあります。

婚活は、トライ&エラーの連続。
上手くいかなかった原因を一人で抱え込まず、私たちと一緒に、次の一手を考えていきませんか。 あなたのその誠実さが、伝わる日は必ず来ます。

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